陥入爪は 足の親指に最も多いのですが他の指や、手の指にもみられます。
医学的な定義はさておきここでは主として足の親指の場合について述べましょう。
原因はさまざまですが不良な爪切りと足に合っていない靴に原因があることが多いです。爪側の理由と周囲の皮膚側の理由により爪の両端が皮膚に食い込み、痛みを示し、ひどい場合は感染を伴います。軽いものでは出来るだけ爪を切らずに清潔を心がけるだけで改善しますが重症になると外科的な治療が必要になります。また日常はさほど症状が無い人でも無理のあるハイヒールや革靴で過ごした後に痛みを感じ赤くはれることもよくあります。爪が皮膚に食い込むことが避けられれば症状は改善するのですが、このためにいろいろと爪に施すものが開発されてきました。
足の親指の巻き爪
つめクリップ
つめクリップ
痛みの少ない方にはワイヤーを装着
日常ではあまり痛みは無いけれど、靴を履くといたい、靴下を履くといたい、その程度の痛みのみの方には、
ワイヤーを装着します。この力で爪に加わる圧力が軽減されて徐々に形も矯正されていきます。
足の親指の巻き爪
ワイヤーを装着
俗称「魚の目」は医学用語で「鶏眼」すなわち、にわとりの目という意味の言葉を使います。これはドイツ医学で「鳥の目」と名付けられ、歴史的に日本医学がドイツ医学から多くを学んだ現れです。原因は皮膚に対しての強い圧迫や繰り返される摩擦で角質が肥厚することです。魚の目は皮膚の中に向って、たこは皮膚の外側に向って角質が分厚くなります。魚の目は楔状に真皮に向って角質が肥厚しやがて芯が形成されます。すると外からの刺激に寄ってピンポイントで痛みを感じるようになります。たこは刺激や摩擦で外側に向って角質が分厚くなりますので痛みというよりは知覚がにぶくなります。うえむら式メディカルフットケアでは、角質をやわらかく溶かす角質柔軟剤を使い特殊な道具で処理をいたします。
先天的な原因あるいは外傷によって扁平足も外反母趾にもなりますが、これらは足のアーチの乱れによっておこります。扁平足は主に縦のアーチのみだれ、外反母趾は横のアーチのみだれによっておこります。足のアーチの回復を運動療法だけで治す事は非常に困難ですから、日常の動作すなわち、靴の履き方や歩き方などすべてに注意をはらって足の筋肉をトレーニングする必要があります。痛みが出てしまってからではなかなか改善することが難しいものです。うえむら式メディカルフットケアでは、足の筋肉をほぐしてアーチの回復をさせるための治療を行います。
足のむくみや循環不全、冷えなどは様々な理由があります。内科的な疾患も血管病変もその理由の一つです。症状が悪化すると冷感、しびれ、痛みといった状態におちいります。糖尿病等の人は重度の循環不全があり、少しの傷から大きな傷へと広がり不幸な結果につながりかねません。循環を改善する事が最優先ですが、まだ血管の手術をする段階まで悪化していない時からしっかりと観察管理が必要です。立ち仕事や、一日中のデスクワークでも足のむくみを来します。やはり血流の改善が必要です。
うえむら式メディカルフットケアでは、足の筋肉、血流、リンパ流に従う循環改善のための手技を取り入れ、また一方で活性酸素を取り除くための水素ガス吸入と水素足浴を行います。毛細血管の血流をその場で300倍のスコープで確認をいたします。毛細血管の血流が回復していくとつまり全身の血流が回復できます。
巻き爪の原因は、不良な爪切り、不良な靴、その他生まれつきや、爪水虫などです。
また、骨折等で足に加重をかけていないと巻き爪になるともいわれています。つまり、正しい歩き方によって爪に圧がかかることも必要であるわけです。よちよち歩きの子供のつめはそり上がっていることからもわかります。うえむら式メディカルフットケアでは、爪、爪周囲の洗浄など含めた爪切りに加えて 矯正用弾性ワイヤー、爪クリップ(R) を用いた治療、さらに必要によっては手術により根治を行います。